
子育て支援
子育て支援
未来のある子どもたちのため、そしてそんな宝を育てる養育者の方のため、実は世の中にはいろいろな支援があります。国から、東京都から、お住まいの地域から、様々な子育て応援事業があっても、「知らなかった!早く知っておけば使えたのに!」という方も多いかと思います。当院は、そんな子育て支援情報を提供する場の一つとなっていきたいと思っております。また育児・小児科経験豊富なスタッフが悩みやお困りごとにも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
母乳栄養は、赤ちゃんの消化機能や免疫的な効果をはじめ、中耳炎や気管支炎などの感染症、喘息や乳幼児突然死症候群などのリスクを減らすことが分かっています、さらに母親にとっても乳がん、メタボリック症候群などを予防する効果があります。しかし母乳と粉ミルク、どちらが自分によいかの正解はありません。悩みやお困りごと質問がありましたら、検索する前にいくらでも相談してください。
赤ちゃんの皮膚は、大人と比べてバリア機能が十分発達していないため、皮膚が乾燥しやすく、本来であれば皮膚から入ってこないはずのアレルゲンが入りやすい状態になっています。保湿効果のあるスキンケアで乾燥を防ぎ、アレルゲンが侵入出来ない健康な皮膚にしていくことが大切です。
赤ちゃんは大人と違ってまだ口呼吸ができません。生まれてしばらくは腹式呼吸で鼻呼吸をしています。鼻が詰まるとミルクが飲みにくくなったり、息苦しそうに見えたりしますが、多くは生理的なものです。哺乳力が良好で、よく寝むれるようであれば、病気の可能性は低いといえます。授乳がうまくできず元気もない場合は、先天性喘鳴や感染症などが疑われますので受診してください。
嘔吐は正常な新生児でもよくあります。だいたいは胃と食道の逆流防止機構が未発達のためであり、成長とともに改善してきます。ただし中には病的な嘔吐の場合もありますので、次のような場合は受診してください。
赤ちゃんは快便・軟便というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、実は赤ちゃんの便秘は少なくありません。赤ちゃんは腸をはじめとする消化器官が未発達で、便の形状や排便のペースが安定しにくいということがあります。加えて筋肉量も少ないため便を出すときのいきむ力が弱く、便秘を起こしやすいと考えられています。赤ちゃんの排便ペースは個人差も大きく、1日数回出る子もいれば、2、3日に1回程度しか出ない子もいます。そのため、一概に排便がなかった日数で便秘と言い切れるわけではありません。それでも大人も3、4日排便がなければお腹に違和感があるように、赤ちゃんもなんとなく機嫌悪い、いきんでいる、母乳粉ミルクを飲みたがらない、飲んでも吐いてしまう、など症状がでます。そんなときはまず綿棒浣腸を試してみましょう。それでも十分な排便がなければ受診してください。浣腸をしていったんはしっかり便を排出することが大切です。浣腸をするとくせになるのではと心配される方も多いかと思いますが、便秘のままでいることの方が体に負担がかかります。便があまりに貯留した結果、腸が伸びきってしまい便意さえ感じなくなったケースもありました。浣腸をせず排便できる習慣が理想ですが、必要以上に身構える必要はありません。また便秘の薬も上手に使っていきましょう。まずは浸透圧を利用して腸のなかに水分を引き込み、便を軟らかくする浸透圧下剤というお薬があります。さらに新生児にも使用できるマルツエキスというお薬もあります。これは麦芽糖でできていて、腸内細菌のえさとなり緩やかに自然な排便を促します。
それでも繰り返す頑固な便秘は、病気が隠れていることもありますので、定期的なフォローが大切です。
出生後に切断された赤ちゃん側の臍帯は乾燥して脱落しますが、脱落後に徐々に臍ヘルニア(でべそ)を認めることがあります。自然に治癒することも多いですが、圧迫療法を行う方がおへその形がよくなります。圧迫療法を行うなら早期の方が効果は高いと言われています。綿球やスポンジをおへそに押し当ててテープで貼付する治療法ですので心配はいりません。
お子さんがある程度大きくなると、発育や発達だけでなく、心の問題も出てきます。とくに小学校高学年頃からの思春期では、急激に心身が発達し、それに伴い身体や心のバランスが崩れてしまうこともあります。
お子さんにどう接していいのか保護者の方もわからなくなることが出てくると思います。どのように対処していけばよいのかを一緒に考えていきましょう。私は児童精神の専門家ではありませんが、いま児童精神科は逼迫し、予約がなかなか取れないのが現状です。専門家につながるまでの間、力になれることもあるかと思いますので、じっと待つよりはお話に来てください。お待ちしています!