どうする 水いぼ 摘む?飲む?塗る!? |番町麹町こどもクリニック|四ツ谷・麹町の小児科・内科・アレルギー科

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どうする 水いぼ 摘む?飲む?塗る!? 

どうする 水いぼ 摘む?飲む?塗る!? |番町麹町こどもクリニック|四ツ谷・麹町の小児科・内科・アレルギー科

こんにちは。番町麹町こどもクリニックです。

学芸会でやる劇のオーディションを前に、緊張でご飯も喉を通らない我が子をみて「最近緊張したことあったかな?」とふと思いました。昔はよく、発表会や試験前におなかが痛くなるほど、自分の心臓の音が聞こえるほど緊張していたのに、最近ではそんなことまずありません。そもそも緊張するような自分自身の晴れ舞台がめっきり減りました。(こんな緊張感のない生活でよいのだろうかと改めて思ってしまいました💦)ただその分子供たちの発表会や試験が増え、親が緊張しても仕方がないと分かっていてもそわそわどきどきしていまいます。でもそんな気持ちを悟られぬよう、さも「ぜーんぜんそんなこと気にならないよ」とばかりに別の話題で盛り上がってみせたり、別れ際もいつも通り振る舞ってみました。その後見送りながら「ああ頑張ってくらいいえばよかったな・・」と思い直したり・・。まさに「自分で受けた方がよっぽど楽」ですが、親である私たちはこれからこどもたちが成長するにつれ、むしろ送りだす方が増えていくことでしょう。そんなときどう送り出すのが正解かは分かりませんが、少なくとも大事な試験の前に自分の親が私にしてくれたように送り出してみようかなと思っています。~がんばれ受験生!!がんばれ受験生の家族たち!!ブログ:受験時まさかの体調不良には

話は全く変わり、季節外れでもありますが、今日は水いぼの話題です。こどもに水いぼができたら、そのまま様子を見る方・プールに入れないと悩む方・病院へ行こうと思う方・・実はみなさま見解はそれぞれです。そのことからも分かるように水いぼはかなりポピュラーな皮膚疾患ですが、実はその対応についてはあまりしられていないのです。水いぼがみつかったらどうするか?考えていきましょう。

こどもの水いぼ発見!したらまず①どこに②何個かを確認することが重要です。多くは手が届いてかきむしれる範囲にできます。太ももや背中や肘などかゆみが多いところが多いのですが、時には顔や陰部にもできます。②1個なのか近くに数個か、離れたところに数個ずつか、全身に広がっているかを確認します。はじめにお話すると、水いぼの治療の大原則は『水いぼを摘み取ること』です。これが最も早く最も確実な方法です。つまり水いぼを発見したらまずは早めに病院(皮膚科または処置をしてくれる小児科)を受診し、摘出しましょう。局所麻酔入りのテープを1時間程前に貼ってから処置をすると、痛みは軽減されます。(実際に処置を行なった子の話では「引っ張られる感じはするけど痛くはない、注射の方が痛い」とか)そうはいっても痛くないかはやってみなくちゃ分からないもので、「水いぼとるだけ」と言ってもこどもたちにとっては恐怖でしかありません。そのため体中どこを探しても1個しかないのであればそのまま自然治癒するまで待つという選択肢もありです、しかしたいていは1個あれば2個、さらに別の場所と増えていきます。こうなったらもうこの段階で摘み取ってしまうのがオススメです。一方で顔や陰部に出来ている場合はまた別問題です。もちろん摘み取ることはできますが、痕に残る可能性や皮膚が弱いことなどを考慮すると、オススメです!とは言い切れません。しかも陰部はかゆくて掻いてしまう子が多いため、意外と水いぼが出来やすいのです。では水いぼがすでにたくさん広がっている、水いぼが摘出しにくい場所にある、絶対に摘出するのに大騒ぎするなど水いぼをすんなりと摘出できない場合はどうするか、主に2種類の治療法があります。一つ目は『飲む』です。ヨクイニンという漢方を飲むことで水いぼが自然に脱落するのを促します。痛みはなく飲むだけなのがメリットです。デメリットは時間がかかること、それに効果のほどはひとそれぞれ。中にはすごくよく効きました!と続けている方もいますが、なにも変わらないとか、(効果が目にみえなくて)途中でやめてしまったなどというかたが多いのも事実です。でも保険診療ですし、飲むだけですし一度試してみる価値はあると思います。二つ目は『塗る』です。なにを塗るかと言うと正解は銀です。そうあの銀です。実は銀には抗菌・殺菌作用があるそうで、銀イオン配合クリームの塗布というのは、昔からある水いぼ治療の一つです。いまでは銀イオンを主成分とし、アルコール・防腐剤・着色剤フリーのクリーム(m‐BFクリームも登場しました。効果は漢方よりも高いと言われています。実は我が子にも使ってみました!(陰部に多数できてしまい、摘出はちょっと・・と悩んでいました)すると塗布して数日で緊満だった水疱が少し潰れてきたのです(あくまでも個人の感想です。参考までに)!!デメリットはまだ保険診療外なので自費になることです(当院では¥2200)。

そしてついに・・水いぼの治療薬として日本で初めて承認された薬剤が登場しました!その名もワイキャンス外用液。3週間に1回塗布し、16~24時間後に石鹸で洗い流すというもの。効果に期待したいですね。しかしこちらはまだ残念ながら2026年2月現在発売準備中です。まだしばらくは『摘む』、『飲む』、『塗る』にお世話になりそうです。この中からお子さんに一番合ったものを相談の上選択していきましょう。

最後に水いぼはプールの水ではうつりません。なので学校の水泳教室もスイミングスクールも水いぼがあるから入れないということはありません。ただし、ビート板、浮き輪などを介して感染することはありますので、プールのあとはよくシャワーで洗い流しましょう。(参考:日本小児皮膚科学会)これは水いぼのみならず、ほかの感染症にも効果的です。プールまたはお風呂からでたらシャワーで洗い流す習慣をつけましょう。

 

結論

水いぼがあってもプールに入ることはできます。しかし水いぼをみたら数や場所を確認して、まずはどう対応しようか考えてみてください。そして医療機関を受診して、どんな治療が最適なのか相談しよう。自然に治るのを待ちましょうという選択肢もあるし、どんどん増える前に摘出しようという選択肢、さらに摘出できなければヨクイニンを飲んだり、m-BFクリームを塗るという選択肢もあります。水いぼの治療はいろいろあるのです。

 

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