タダ(無料)ほど受けよう健診・ワクチン~タダなのは「絶対受けてほしい」というメッセージです~|番町麹町こどもクリニック|四ツ谷・麹町の小児科・内科・アレルギー科

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タダ(無料)ほど受けよう健診・ワクチン~タダなのは「絶対受けてほしい」というメッセージです~

タダ(無料)ほど受けよう健診・ワクチン~タダなのは「絶対受けてほしい」というメッセージです~|番町麹町こどもクリニック|四ツ谷・麹町の小児科・内科・アレルギー科

こんにちは。番町麹町こどもクリニックです。

先週末は雪がふりました。悪天候を理由に堂々と家で過ごせることがひそかにうれしい今日この頃です。年のせいかもはや出かけるだけで一苦労・・昨年末なんて、子供たちと久しぶりにディズニーランドに行きましたが、レストランはモバイルオーダーやら予約制やらで、まったくついていけず・・得意げに案内できるのはトイレの場所くらいで、悪天候の極寒も相まって早々の帰宅となってしまい、子供たちに申し訳ない限りでした。世の中便利になり、Webやアプリでササっといろいろできるのはよい面もありますが、気軽にふらっと行けなくなったのは残念でもあります。ただこんな風にモバイルオンチのママでなくてもお子様を連れて外出するのは本当に大変です。それでも子供たちのためあっちへこっちへ連れて出かける保護者の方々へ心から「お疲れ様です!」と伝えたいです。そして「同時にご自身の健康も大切に」と。子供たちを連れて出かけなければいかないのはテーマパークや公園だけではありません。病院だってこどもを置いてはいけません。そう考えると「ああ、もういいや」と思ってしまいがちですが、それはもちろんNGです。ご自身の健康あっての子育てです。最近健康診断しっかり受けていますか?私は産業医としても働いていますが、担当している会社の健康診断受診率はなんと3割。会社が費用を全額負担して、健診も勤務時間に含まれるというのになぜ!?といつも疑問に思います。そしてインフルエンザワクチンも会社が負担してくれるのに未接種・・こちらもなぜ!?て疑問です。日本では事業者として労働者に対して医師による健康診断を受けさせる義務があり、労働者も健康診断を受ける義務があります。でも実はこれすごく恵まれたことだって知っていますか?イギリスやアメリカでは健康診断という制度はなく、不調があったらまずはホームドクターへ相談し、ホームドクターが必要だと診断したら、専門の病院を予約してくれるが、こちらがものすごく混んでいて、検査を受けられるまで半年かかるなどざらだそうです。もちろん料金も高額。それに比べて日本では不調が出る前に調べてくれる、毎年1回は調べてくれる、しかも無料!てこんないい制度なら受けなくては逆にもったいないくらいです。このように実は、国あるいはお住まいの自治体による手厚い医療制度があるのにも関わらず、うまく利用していない方が多いのではないかと思います。私も先日慌てて歯科健診に行ってきました。今日は無料で受けられるのに遠回しにしがちな健診とワクチンのお話です。

《成人》

〇一般健診(定期健康診断)・・無料。企業等に常時雇用している従業員は年に1度、健康診断を受ける義務があり、事業主は健康診断を行う義務があります。注意したいのは従業員本人のみ。

〇特定健診・・無料~一部負担あり(自治体により異なる。)40歳~74歳までの国民健康保険または被用者保険に加入している方、およびその被扶養者でかつ40歳~74歳までの方。企業等で一般健診を受けていれば特定健診を受ける必要はありません。ポイントは被扶養者も受けられることです。配偶者やおじいちゃんおばあちゃんもぜひ毎年受けましょう。

〇各種がん検診・・原則自費ですが自治体によって助成があります。たいてい対象者には書類が送られていますので、たくさんの郵便物に埋もれる前に目を通しましょう。ちなみに検診と健診は意味がことなります。病気にならないようにするため行なう(一次予防)のが健康診断いわゆる健診で、特定の病気を早期に発見治療するために行なう(二次予防)のが検診です。字が異なると目的も異なるので注意です!!

〇若年節目健診・・千代田区では20,25,30,35歳になる年度内で、無料の健康診断が受けられます。これは特定の病気をみつけるがん検診ではありませんが、一般的な血液検査などができます。血糖値、脂質、肝機能、それに貧血など調べるいい機会ですのでぜひ利用しましょう。

風疹抗体検査および予防接種・・多くの自治体で助成があります。風疹に妊婦が感染すると胎児に大きな影響を及ぼす可能性があります。そのため女性はもちろんパートナーである男性も風疹の抗体をもつことが感染予防に重要です。妊娠してからワクチンは接種できませんので、「自分にはまだ関係ない」と遠回しにせず今から準備をしておきましょう。

帯状疱疹ワクチン・・多くの自治体で助成があります。千代田区では50歳以上の方は全額無料で接種できます。わたしは40代で帯状疱疹になりました。触ることはおろか、何もしていなくても電気が走るような痛みのなか子供たちの食事を作り、洗濯物をほした記憶が鮮明に残っています。さらに怖いのは合併症です。帯状疱疹後神経痛を合併することがあり、その場合は同じような痛みが続きます。帯状疱疹にならないに越したことはないと経験から感じています。ワクチン接種により高い確率で発症を予防できますので接種をオススメします

高齢者肺炎球菌ワクチン・・対象の方には予診票が送られています。定期接種(65歳)の場合は東京都内23区内の指定医療機関であればどこでも接種可能です。お孫さんの受診のついでにもご利用いただけます。

の項目は当院でも対応可能です。

《子供》

〇3・4ヶ月健診・・身長・体重・頭囲を測定し、現在の授乳状況の確認をします。そして今後も適切な授乳方法が継続できるように支援します。また頚がすわっているか、追視ができるか、あやし笑いをするかなどがチェックポイントで基礎疾患の有無や肌の状態なども診ます。1ヶ月健診は出産した病院で行なうことが多いですが、3・4ヶ月健診の多くは、地域の保健機関で行なわれるので、初めて同世代の同地域の親子と接する機会にもなります。

6・7ヶ月健診・・身長・体重・頭囲の測定および寝返りができるか、お座りができるか、おもちゃをつかむかがチェックポイントです。同時に離乳食を始めているかも確認します。離乳食を遅らせることで食物アレルギーを回避できるということはありませんので適切な時期にしっかり始めましょう。アレルギーにかかわらず不安があれば一人で悩まずここぞとばかりにご相談ください。例えばおむつのサイズを替えるタイミングが分かりませんとか自宅用鼻吸い器のおすすめはありますかとかよく聞かれます(^^♪

9・10ヶ月健診・・つかまり立ちができるか、しっかりおすわりできるかなどの運動発達に加え、人見知りをすか、バイバイに反応するかなど精神発達の面も確認します。この時期になると母乳や粉ミルクだけでは補えない鉄分を離乳食から得る必要があるため、離乳食を食べているかは重要なポイントになります。「手づかみするのですが・・」とよく相談を受けますが、指で上手につかめるようになった証拠ですので問題はありません。このころから便秘になるお子さんもいます。便が硬い、3日以上便が出ていない場合などご相談ください。

〇1歳半健診・・上手に歩けるか、物をつかむ、ひねることができるか、意味のある単語を話すか、指示が理解できるか、指差しするかなどがチェックポイントです。1歳半健診を逃すと3歳まで健診はありませんので、不安や心配なことがあれば遠慮なく聞いておきましょう。また初めての歯科健診がありますのでこちらも利用しましょう。

〇3歳児健診・・身長体重測定に加え、はじめて視力検査・尿検査があります。いままでは成長曲線から大きく外れても3歳まで様子見ましょうと言われることが多かったかと思いますが、いよいよ3歳になってもまだ低身長が見られる場合は精査の対象になる可能性があります。さらに視力検査・尿検査ではじめて異常が見つかる可能性もありますので、3歳児健診は必ず受けましょう。

〇5歳児健診・・集団生活を行う上で、社会性が発達しているか、自己をコントロールできるかが焦点となります。集団で行っている自治体と行っていない自治体もあります。

※千代田区では3・4ヶ月健診、1歳半健診、5歳児健診は保健所で集団で行います。それ以外は医療機関での個別健診となります。6・7ヶ月健診、9・10ヶ月健診は(千代田区の方でなくても)23区内どちらにお住まいでもお手持ちの接種券を当院でもお使いいただけます。クリーンタイムご利用で待ち時間もありません✌

〇定期接種ワクチン・・接種券には期限があります。忘れないようなるべくすぐに利用しましょう。

〇任意接種ワクチン・・千代田区ではインフルエンザ(経鼻弱毒生ワクチン含む)・おたふくワクチンは全額無料です。詳しくはブログ:年度末、ワクチンの接種漏れないですか?

これらはすべてのひとに受けてほしいから無料なのです。「無料なら受けなくてもいいや、どうせ損はしないし」ではなく、無料にしてまで受けてほしいという行政からのメッセージです。それはつまりすべての人に必要な医療からです。こどものことも、自分のことも、配偶者のこともしっかり管理していきましょう。もちろんタダで。

結論

タダなものほど受ける必要がある重要な医療です。受けてほしいからタダなのです。お知らせがお手元に届いたらまず開封、そして忘れずに健診・ワクチンを受けましょう。

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