朝起きてからのたちくらみ・頭が痛い・めまい・気持ち悪い・・・は怠け癖ではないかも?|番町麹町こどもクリニック|四ツ谷・麹町の小児科・内科・アレルギー科

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朝起きてからのたちくらみ・頭が痛い・めまい・気持ち悪い・・・は怠け癖ではないかも?

朝起きてからのたちくらみ・頭が痛い・めまい・気持ち悪い・・・は怠け癖ではないかも?|番町麹町こどもクリニック|四ツ谷・麹町の小児科・内科・アレルギー科

こんにちは、番町麴町こどもクリニックです。

国民の祝日は年に計16日あるそうです。さらに祝日が日曜日と重なると振替休日があったり、祝日に挟まれた平日は休日にすると法律で決まっているので5月4日のように国民の祝日ではないけれど休日になる日もあります。つまり1年12月だから1か月に1回は日曜日以外のお休みがあるんだ、と思ってはいけません。なぜか祝日は平等にそれぞれの月に割り振られていません。だから、なんと!!1回も日曜日以外の休みがない月があります。それは12月と6月、偶然にも半年に1回そんな憂鬱な月が訪れるのです。とはいうものの12月はクリスマスあり、冬休みあり、年末休みもありであまり憂鬱にはならないのに対して、6月に入ると「あー6月は休みがない―💦」とか「なにを楽しみにがんばればいいの?」などという言葉をよく耳にします。確かに梅雨だし、新学期始まってGWまでは頑張れたけどとか、中間試験が終わったけどまた期末試験があるし・・などの条件も重なって憂鬱になる気持ちは他人事ではありません。祝日はないけど、お祭りもあるし、紫陽花もきれいだし、もしかしたら雨上がりにきれいな虹が見られるかもしれない🎵と前向きに頑張りましょう(^^)v

さて、みなさんのおこさまが、朝起きたら身体がだるい、なんか気持ち悪い、というのでなんか今日は調子が悪いかなと学校を休んだにも関わらず、午後になったら元気になって暇だからゲームしたいと言いだしたらどうしますか?たいていの親は激昂しますよね。わたしもです。ある時は頭が痛い、胃が痛いと言われ、今度こそ風邪の前兆かしらと休ませてみたら、やはり午後になると元気になり、配信TV見たいと言ったら?間違いなく「元気なら学校へ行きなさい!!仮病だったの?さぼるんじゃない!!」と怒鳴っていることでしょう。仮病とは本当は健康なのに、病気のようにふるまうこと、昔から学校を休みたい時の常とう手段ですよね(笑)しかし今回のおこさまの症状は仮病とは限りません。本当に午前中起き上がれない、立ち眩み、頭痛、ふらつく、気持ちわるい、腹痛などの症状がでていて、午後になると本当によくなっている場合もあります。そのため、このような症状がみられたときは、まずは怒らず、疑わず、病院を受診してみましょう。最近ではだいぶ有名になりましたが、起立性調節障害という病気かもしれません。決してさぼりや怠けではありません。身体のバランスが崩れているよというサインです。

人間の身体は、起立に伴う血液の流れの変化に、本来であれば体内の機構が働いて対応します。しかしその機構が何らかの原因で破錠している状態が起立性調整障害です。つまり起立に伴う血液の変化に対応できなければ頭に血液が流れない状態となり、立ち眩みやふらつき、頭痛などの症状が実際にでているのです。午後になると改善してくるのは、起立に伴って変化した血流が、その後の運動や神経の調節により頭にも回るようになるからです。とくに思春期は、思春期の発来に伴う、ホルモンや神経の変化とともに急激な成長もあり、様々な身体症状が出てきやすくなりますが、それらの変化にも体内機構がうまく対応し、表面化する身体症状は軽くなっています。しかし前述のように何らかの原因で破錠してしまうと日常生活に支障が出るような症状をきたしやすくなります。起立性調整障害が思春期に多いのは、反抗期ではありません。生理的変化にうまく対応できなかった結果なのです。では体内機構を破錠させる何らかの原因とはなんでしょう?主にいわゆる体質的な身体的原因(片頭痛もちのお母さんからだと、こどもも片頭痛になりやすいみたいな体質として似ている)ともう一つは心理的ストレスの影響の2極に分かれます。しかしこれらはどちらか一方ではなく、双方が混ざり合って身体症状を引き起こします。ここで注意してほしいのは起立性調節障害になるひとは「メンタルが弱い」と思われがちですが、それは間違いです。結論として起立性調節障害を起こしやすい体質の人もいて、ほかの人と同じように心理的・身体的ストレスがかかると、今までの自律神経による調節が崩れ、さまざまなホルモン・神経・血流の変化に対応しきれなくなり、症状としてでてくるのです。起立性調節障害の正しい知識が広がってほしいと思います。

そして治療の基本は生活リズムを整えることです。夜は早く寝ること、朝は早く起き、朝食を食べること、日中運動すること、たったこれだけです。ひと昔前なら当たり前の日常だったのに、いまはこの当たり前がとても難しくなっています。原因は「スマホ」です。とにかくスマホは便利であることを除けば、こどもには悪ばかり…。スマホの影響はまた別の機会にお話ししようと思いますが、とにかくスマホは寝る1時間(できれば2時間前)まで、スマホorゲームの時間制限を設け、できるだけ外出する。スポーツしろとは言いません、散歩でもスーパーに買い物でもいいので、とにかく体を起こして起立時の血流に慣れましょう。スマホが当たり前の時代、でもその分以前なら当たり前だった子供たちの健康が奪われているのも事実です。おこさんの起立性調節障害が疑われたら、まずはおこさんとスマホの関係について改めて見直してみてはいかがでしょうか?

結論 

朝起きて、だるい、立ち眩み、ふらつく、頭痛、気持ち悪いなどの症状が見られたら何らかの原因で自律神経のバランスが崩れているかもしれません。怠け癖だと考える前に病院を受診しましょう。そして同時にスマホとの関係について見直してみてください。

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